日本の食文化を支えるマグロ、マグロの消費大国である日本にとってマグロはなくてはならない重要な水産資源のひとつと言っても過言ではありません。しかしながら昨今の日本食ブームや世界的マグロ需要の増加と乱獲によるマグロ資源の減少、減船や漁獲高制限、資源管理の厳格化により国内価格は上昇し深刻な問題となっております。このようなマグロを取り巻く厳しい環境の中で、今後、日本の伝統産業であるマグロ水産業を再び活性化させて行くためには、業界全体が現在の旧態依然とした体制から脱却し、既成概念を捨て、新たな市場を創出していくことが求められています。また、マグロの流通においても、産地主体ではなく、品質を主体とした品質評価基準(JADT公認)の下で、適正な価格でマグロを流通させることが重要であり、その中でトレーサビリティーの徹底、中間業者の中抜き、産地と消費地とをダイレクトに結ぶシステムの確立、信頼関係に基づいた新たな流通形態の構築が必要だと考えています。 現在、私達、一般社団法人全国鮪解体師協会(JADT)は生鮮マグロの品質保証事業と共に、生産から流通、消費に至るまでの正しい知識とマグロへの理解、そして消費を促進するために、マグロ解体師資格認定制度を設立し、マグロ解体師を育成する中で、マグロ解体ショーの定義を定め、日本のマグロ魚食文化を国内外に発信するために尽力しております。そして、これからも私たちは立ち止まることなく常に新たな取り組みにチャレンジし、その活動にご賛同いただいている個人・団体・企業会員の皆さまを始めマグロ水産業界全体との連携体制の中で社会に貢献していきたいと考えています。
一般社団法人 全国鮪解体師協会
代表理事会長 木村 英喜
一般社団法人全国鮪解体師協会は、日本の食文化を支えるマグロを世界に発信し、さらに生産、流通から消費まで正しいマグロ等漁業水産物の理解と消費を促進するため、マグロをはじめとする漁業水産物に関する検定試験に関する事業を行い、水産業界、飲食業界にかかわらず意欲のある全ての人に、専門知識及び技能を習得させ、かつマグロ解体ショーの催しやセミナー、公演等を通じてマグロをはじめ日本の食文化を支える漁業水産物のすばらしさを伝え、産地、流通業者、各行政機関との連携体制の確立と漁業に関する国民の関心を高めること及び食品の安全に寄与すること。
名称 (欧文名) |
一般社団法人全国鮪解体師協会 JAPAN ASSOCIATION OF DISMANTLING FOR TUNA |
所在地 | 〒104-0045 東京都中央区築地5-2-1 |
TEL/FAX | TEL:03−3543−0555 FAX:03−3543−0588 |
事務局 | 〒205-0001 東京都羽村市小作台3-13-11 |
TEL/FAX | 042−554−1099 |
info@zmk.or.jp | |
設立年月日 | 平成21年6月5日 |
役員構成 | 代表理事会長 木村 英喜 理事 岩田 龍次 理事 曽波 康夫 理事 佃 朋紀 |
(1) マグロ等漁業水産物に関する専門知識・技能の検定試験
(2) マグロをはじめとする漁業水産物に関する知識の普及教育事業
(3) マグロをはじめとする日本の食文化の普及向上事業
(4) イベント事業・セミナー及び公演等の事業
(5) 鮪解体師資格の認証
(6) マグロの解体ショー・鮪解体師の知名度アップのための事業及びイベント等のあっせん
(7)トレーサビリティシステムによる流通管理・監視と産地保証事業
(8)その他この法人の目的を達成するために必要な事業
マグロ解体ショー